COLUMN

インタビューやコラムなど

――SAYAさんがLGBT問題に関心を持ったきっかけについて聞かせてください。

 

2021年にセックス・アンド・ザ・シティの新章が公開になりました。
その新章を観たときに、『アメリカこんなことになっているの』と思ったのです。
セックス・アンド・ザ・シティは、90年代後半から放送されていたアメリカドラマで、ニューヨークに住む4人の女性の赤裸々な恋愛事情を描く作品ですが、レズビアンに転向した女性が「she 彼女」「he 彼」という代名詞で呼ぶことを禁止する場面、トランスジェンダーの子供に対して戸惑う両親を失格だと責める場面があり、衝撃を受けました。
それらが物語に必要であるならば良いですが、過去作ではそこまでの比率でなかったけれども、急に増えたりして、不自然に思い、『あ、これ1人のドラマファンとしてつまらないな』と思ったのです。

シンガーの1人としても、何かを作ろうと思ったときに『常にLGBTなどに配慮しながら作品を書いたり映像を作ったりしなきゃいけないって相当負担だろうな』と思ったのがこのLGBTをめぐる問題に本当の意味で懸念を感じたきっかけでした。

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