COLUMN

インタビューやコラムなど

――今回なぜホームページで発信していこうと考えたんでしょうか。

先ほども少し申し上げましたが、一般的に多くの問題は実害が起きてから人々は問題意識を持ちはじめて、何か対策を、という流れが多いと思います。そうではなくて、やはり実害が起きる前に何か対策をしなければいけないと思っています。
女性トイレやお風呂、授乳室など女性スペースを性自認によって侵害されることを防がなければなりません。何か事件があってからではいけないと思っています。
ホームページで情報発信をして、『多くの人に危機意識をもってもらわなければならない』という想いから、立ち上げを決意しました。
「どんな懸念が実際に想定されるか」こうしたこともしっかり発信していきたいと思います。
これはとても大切な視点です。

例えばですが、助産師資格は現在女性に限られていますが、性自認が女性である男性が、資格をとれるようになるのか、取れた場合、女性はどのような懸念があるのか。女性が女性としての尊厳を否定される社会がすぐそこまで来てると思うんです。
出産とか女性特有の問題を相談する際、しかも妊娠出産でとても敏感になっている時期に、男性が介在するということは女性に相当ストレスがかかります。
このような、女性にとって大きな懸念、問題を提起していきたいです。

女性や子どもの権利が無視されるような社会にすることは、断固として私は許されないと思います。
ホームページを見る方々には想像していただきたいんです。
産まれたばかりの数カ月の子供を抱きかかえながら、恐怖を覚えながら犯罪者が来た場合、どう対応していいか、そして犯罪に遭遇するかもしれないと思いながら、授乳をしたり、子育てする世の中になっていいのかということを。
単に女性の人権だけではなく、無防備な赤ちゃんや子供たちの生活を守ることにつながれば何よりです。

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